韓国、輸出も物価も数値は春なのに…
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.04.05 09:16
はっきりとした春だ。冬の間身をすくめていたレンギョウのつぼみが開いた。だが一方で粒子状物質の空襲がこの春を荒廃させる。春はきたが「春」と大声で呼ぶことはできない状況だ。韓国経済はこの春の風景に似ている。
最近主要経済指標が好転し長かった景気低迷期が終わろうとしているのではないかとの観測が提起されている。だが反動効果などにともなう一時的な錯覚現象という反論も少なくなり。統計庁が4日に明らかにしたところによると、3月の消費者物価指数は前年同月比2.2%上昇した。2012年6月の2.2%から4年9カ月ぶりの高い数値だ。景気低迷が長引きともに底をはっていた消費者物価指数上昇率は1月に2.0%に上がり2月にも1.9%の上昇率を記録した。今年に入ってはっきりと上昇傾向を示している。生活物価指数も3月に前年同月比2.8%上昇し2012年1月の3.1%以降で上昇率が最も高かった。
物価は景気と密接な関係がある指標だ。景気が良くなり消費が増加して商品とサービスに対する需要が増えれば自然に物価が上がることになる。物価上昇を景気回復のシグナルとみることができるという意見が出てくる理由だ。