「炭素規制」で製造業が悲鳴=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.05.21 08:25
マグナチップ半導体は最近、忠清北道清州(チョンジュ)工場の生産量縮小を考えている。SKハイニックスから分社したこの会社の主力製品はテレビ・携帯電話用IC半導体だ。この製品の売上高7000億ウォン(約800億円)で職員3200人の生計の責任を負う。
しかし今年施行された「炭素(温室効果ガス)排出権取引制が足かせとなった。当初、会社の工場から排出された温室効果ガスは年間90万トンだった。しかし政府は68万トンを許容した。他の企業から排出権を買い取ればよいというが、取引市場は「開店休業」状態だ。会社の関係者は「超過排出量で課徴金を支払えば60億ウォンほど追加でかかる」とし「半導体は価格競争力が生命なのに苦しい」と吐露した。