【時視各角】時代により変わるサムスンのS級人材(2)

【時視各角】時代により変わるサムスンのS級人材(2)

2016年08月22日13時08分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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  ベトナムのスマートフォン工場で現地のサムスン幹部に会ったことがある。ほとんどが50代後半から60代初めだった。彼ら110人余りがベトナムの労働者11万人を管理する。「韓国国内の入社同期はみんな退職しました。半導体・液晶パネルを担当したり、米国や欧州を担当したエリートであるほど早く退職しました」。逆に会社に最も長く残ったのが彼らだ。「私たちはブラジルやインドなどに工場を作り家電製品を売りました。開発途上国で身につけた低賃金労働者管理ノウハウがいまベトナムで光を放つ格好です。20年前に冷や飯を食わされた境遇からいまはS級人材とでもいいましょうか(笑)」。サムスンのS級人材も時代により変わるようだ。

  サムスンの部門別見通しは良好な方だ。昨年ギャラクシーS6が不振だったため今年末までギャラクシーの買い換え需要が堅実に続く見通しだ。ここに半導体は携帯電話を中心に3DNAND需要が大きく膨らみ、サムスンが独走する有機EL市場も急膨張している。だが過度な錯視現象は禁物だ。冷静に見ればいまのギャラクシー大ヒットは「iPhone停滞」にともなう反射利益で3年前の実績を瞬間的に回復しただけだ。

  むしろ今後のスマートフォン市場は暗い。スマートフォンの性能向上が限界に達した上に、買い換え周期は2年から2年半に伸びた。アップルがiPhone7より来年のiPhone10周年に出すiPhone8にさらに集中するといううわさが出回っているのもこのためだ。もしかしたらそのおかげでギャラクシー特需は年末まで続くかもしれない。サムスン電子の権副会長の表情も年初より明るくなるだろう。だが果たして「5年後にギャラクシーも世界1位の自信がある」と壮語するかは疑問だ。サムスンが1年後でも自信を持つのには重要なことがある。新技術とベトナム現地幹部のように新しいS級人材を着実に発掘しなければならないという点だ。ギャラクシーの核心競争力は依然として部品と製造能力にあるのではないかと思う。

  イ・チョルホ論説室長

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