韓国水力原子力、原発部品納品会社の数も知らず(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.11.07 10:00
部品の契約、調達、品質検査部署が別に設置され、これらを統合管理する所がないことも問題だ。韓国水力原子力関係者は「各部署が何の仕事をしているのかわからない時も多い」と話した。これだけではない。慶尚北道慶州市(キョンサンブクド・キョンジュシ)の月城1号機関係者は、「現在5億ウォン以上の部品契約は韓国水力原子力本社で進め、残りは地域原子力発電所の役割」と話した。「調達方式の二元化」は監督機能を分散させるほかない。
一部納品業者と韓国水力原子力の強固なつながりも問題だ。韓国水力原子力の退職者を受け入れた13の業者は2010年から今年9月までに445件、総額1兆6000億ウォンの契約を獲得した。業界ではこれら業者を優遇するものとして非難する。韓国水力原子力の金均燮(キム・ギュンソプ)社長は、「今回の不正部品事件で社員はかかわっていない。元社員が再就職したところもなかった」としつつも、もしかするとわからないので追加調査をすると余韻を残した。環境運動連合のヤンイ・ウォンヨン局長は、「10年間偽造品質検証書が通用し外部からの情報提供で明らかになったということは、もしかして談合が行われていたのが破られたのではないかという疑問まで持たせる。検証書偽造事例はすでに米国で知られているが、このような情報が共有されないため対策もなく納品の透明性が落ちた」と指摘した。