グーグルがサムスンのOS開発妨害か…韓国公取委が調査(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.02.13 09:40
サムスンが独自OSを開発しようとするのはグーグルの干渉から抜け出すためだ。アマゾンがアンドロイドを活用してキンドルファイヤーという新たなOSを開発したのもこうした干渉から抜け出す目的もあった。アマゾンはアンドロイドOSが大勢になる前にキンドルファイヤーを開発し、サムスン電子のように新たなOS開発を放棄する内容の契約を結ばなかった。
公取委がグーグルが独占的地位を利用して契約を強要したと結論を出せば現行の「独占規制と公正取引に関する法律3条2項」により「市場支配的地位を乱用して他の事業者の事業を不当に妨害したり新しい競争事業者の参加を妨害した行為」に該当するというのが公正取引法専門家らの説明だ。このようになれば公取委はグーグルの独占的契約行為を止めさせたり課徴金を課したりできる。だが、公取委がグーグルのサムスンOS開発を妨害したものと結論を出しても課徴金など制裁措置を下すのは難しいかもしれないとの意見もある。法務法人地平のイ・ジュンギル顧問は「米国は契約当事者間の合意があっても市場に寡占を作る行為自体を規制するが、韓国は不公正な契約でも互いに合意したならば制裁は難しい」と説明した。