【時視各角】時代により変わるサムスンのS級人材(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.08.22 13:07
今年初めに会ったサムスン電子の権五鉉(クォン・オヒョン)副会長は「私の名前のように5年先を見通して毎日生きてきたので副会長にまでなった」と話した。彼は自身の専攻である半導体は5年後にも1位だと自信を見せた。だが「スマートフォンは5年どころか1年先も予想しにくい」と深刻な顔だった。「ギャラクシーの運命はiPhoneと中国に聞け」という言葉がある。それだけスマートフォンの実績は相対的だ。アップルがどんなiPhoneを出すのか、中国企業がどれだけ追いついてくるかわからないためだ。
先週サムスン電子の株価が過去最高である167万ウォン(約15万円)を突破した。上半期にギャラクシーS7が2600万台も売れ、下半期にはノート7の大ヒットの兆しのおかげで今年に入り37.8%も上がった。これに対しアップルの株価は足踏み状態だ。史上初めてiPhoneが2四半期連続で販売が減り、9月のiPhone7に対する市場の反応も鈍い。iPhoneの部品供給基地である日本と台湾のメディアは「アップルがiPhone7の部品の注文量は減らし納品単価は叩いている」として悲鳴を上げる。