【社説】果敢な構造改革と投資だけが生きる道だ=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.02.04 13:36
韓国政府が消費鈍化と輸出減少にともなう景気の壁回避に全力を挙げている。韓国政府はきのう経済関係閣僚会議を開き、昨年12月まで一時的に実施していた乗用車の個別消費税引き下げカードを再び切った。「ソナタ」を購入する際に最大58万ウォンの税金を節約できる。終了してから1カ月もたたない制度を急に復活させたのは、韓国経済が四面楚歌に陥っているからだ。内需沈滞が続き1月の輸出は前年同月より18.5%減った。韓国経済の2本の柱が揺れているわけだ。
韓国政府にとっては非常事態だ。だが適当な手段がない。窮余の策として1~3月期に前年同期より14兆ウォン財政を繰り上げて使うことにしたが、画期的な景気回復の焚きつけになりそうにない。財政の早期執行はどうせ使うお金を先に使うということだけで予算を拡大するものではない。景気が急激に下降する時は追加補正予算を通じ果敢な拡張的財政政策を使うべきだが、国の負債が600兆ウォンに達しこれ以上動員する余力もない。