【コラム】ユーチューブはなぜK-POPが好きなのか
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.09.17 17:03
ユーチューブが誕生させた音楽スターは多い。『カノン変奏曲』エレクトリックギターの動画で話題になったイム・ジョンヒョン、ギターの神童チョン・ソンハ、“歌姫”と呼ばれるフィリピンの少女チェリス ペンペンコ、“米国のIU”メリー・ジェイン…。今年16歳になったチョン・ソンハのユーチューブチャンネルは7月に照会数が5億回を超えた。最近ポップスターのジェイソン・ムラーズからバンドへの誘いを受けたりもした。SBS(ソウル放送)番組「スターキング」出演場面がユーチューブで紹介されたチェリス ペンペンコは、マライア・キャリーなどを育てたプロデューサー、デビッド・フォスターに抜擢され、米国でデビューした。
ジャンルではK-POPもユーチューブスターの一つだ。韓国の歌手が一度も行ったことがない南米などでK-POPブームが起きているのは、ユーチューブ抜きで説明できない。米国と世界で注目を集めている『江南(カンナム)スタイル』のPSY(サイ)も同じだ。米NBC番組「エレンの部屋」でブリトニー・スピアーズに馬ダンスをを教え、「サタデー・ナイト・ライブ」「トゥデイショー」などサプライズショーに相次いで出演し、K-POPの歴史を塗り替えている。『江南スタイル』はユーチューブ照会数が15日現在1億7000万回を超え、ビルボードチャート64位、米国など18カ国でiTunes1位となった。
ヤン・ヒョンソクYGエンタテインメント代表は「PSYの人気は従来のK-POPと違う」と強調する。「非主流であるK-POPマニア中心の従来のK-POPとは違い、主流に食い込んだ」ということだ。その通りだ。しかし「人気の拡散にユーチューブの役割が大きく、ユーチューブと相性がよく合う」という点は双方とも同じだ。