<アジアカップ>穏やかじゃない優勝候補国たち(2)
ⓒ ISPLUS/中央日報日本語版2014.12.30 16:07
まだ選手構成も確定していないイランのカルロス・ケイロス監督(61、モザンビーク)は胸を焦がしている状況だ。イランサッカー協会は25日、アジアカップに出る最終エントリーの23人中21人を先に発表した。それぞれ左右の守備をつとめるメヘルダード・プーラディ(27)とホセイン・マーヒーニー(28、以上ペルセポリス)のために、最終エントリーの締め切り期間である30日まで2席を残したままなのだ。彼らが適時に代表チームに合流できないのは兵役問題のためだ。
イランのサッカー専門メディアのペルシアンフットボールによれば、2選手は軍の問題を解決できずにアジアカップの出場が不透明な状態だ。プーラディーとマーヒーニーを直接代表チームに抜てきしたケイロス監督が深い苦悶に陥っている理由だ。泣きっ面に蜂で、主戦の守備選手ペジマン・モンダゼリ(31、ウムサラル)がけがのために外れた。イランの日刊紙テヘランタイムズは27日、足をケガしたモンダゼリのアジアカップ出場が挫折したと報道した。彼は2014ブラジルワールドカップ組別リーグ3試合に全てフルタイム出場したイランの守備の中心だ。
状況がこのようになると、膝のけがで大会出場が難しいとみられた主将ジャバド・ネクナム(34、オサスナ)が代表チームの復帰を宣言した。「イランの朴智星(パク・チソン)」と呼ばれる彼は、Aマッチを144試合(37ゴール)も出場した特級ミッドフィルダーだ。しかしネクナムがアジアカップまでにリハビリで体を作れるか疑問だ。