『波浪注意報』映画に初出演するソン・ヘギョ

『波浪注意報』映画に初出演するソン・ヘギョ

2005年12月15日12時23分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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  『波浪(パラン)注意報』の「パラン」にはもう1つ意味がある。

  「波」のほか「青」という意味だ。あえて重ねれば「青色の波」となろうか。

  目にしみるように飛び込む青い巨済(コジェ)島の空と海を背景にした映画『波浪注意報』(監督チョン・ユンス、22日公開)は、抵抗することができない初恋の波を「青い絵の具」で描いた一幅の水彩画のようだ。

  漁村の平凡な高校生スホ(チャ・テヒョン)と男子生徒の視線を集めるスウン(ソン・ヘギョ)のいきいきとした愛は、見る人の心の片隅に残っている初恋の思い出を自然に思い出させる。

  ヒロインのソン・ヘギョ(23)は、芸能界デビュー10年目だが映画出演は初めて。

  12日午後の試写会の後に会った彼女は、初映画に軽く興奮気味だった。

  「まだ興奮して何が何だかよく分からないんです。常にテレビばかり見ていて、大きな劇場の画面で自分の名前を見たら胸がいっぱいにもなりましたが、変な感じもします。映画俳優として自然なイメージができるよう、しばらくは映画に専念したいです」

  彼女の演じたスウンは非現実的だと思うほど完璧だ。かわいく、成績も性格も良い。愛情の表現も積極的なので男性を待つより先に男性に近付いて好きだという感情を表現する。

  「清純で可憐なタイプよりこの映画のスウンの方が私の性格には近いようです。映画の中で、授業時間に騒いでいて先生に注意され、膝をついて手を上げながら罰を受けるシーンがありますが、その部分を演技しながら自分の学生時代を思い出しました。実際に宿題もせず罰を受けたり、授業をさぼって逃げだしたり、教科書でマンガ本を隠して見たりしていたんですよ」

  彼女のはつらつとした演技はチャ・テヒョンのコミカルな演技とマッチして多くのシーンで軽快な笑いを誘い出す。

  原作になった日本の小説 『世界の中心で、愛をさけぶ』と大きく違う点だ。原作や同じタイトルの日本映画が穏やかで切ない純愛に重点を置いたとしたら『波浪注意報』は笑いを意図的に強調している。

  不治の病にかかった少女の死とその少女を忘れることができない少年という話の骨格を除き、原作と差別化するために努力した跡がありありと見える。原作で強調された胸の奥を振るわせる悲しみの部分を取り入れない代わりに、笑いと涙を交えた青少年のロマンスを選んだのだ。

  「原作があるという事実は全然意識しませんでした。日本の映画は一度見てみようかとも思ったのですが、とうとう見ませんでした。『お涙ちょうだいにするな』というのが監督からの注文でした。病室の場面でも痛くて苦しむ姿はあまりありません。涙を流すシーンは最大限減らし、最後まで美しく見えるように努力しました」

  映画を見るもう1つの楽しみは美しい自然の風景だ。カメラは随時に気持ちよく広がる青い海と空を照らす。それにより映画の色合いは青の光に包まれる。巨済島の海岸と灯台、毎勿(メムル)島の異国情緒のある風景などもロマンチックな印象を与える。

  ただ、珊瑚が連なる海中の風景は巨済島ではなくフィリピンのセブで撮影した。

  「巨済島があんなに美しい所であるとは知りませんでした。今回初めて行きましたが、ちょっとした海外の観光地よりはすばらしかった気がします。空気がきれいな所で過ごしてみたら体調もよくなりました。でも海中のシーンの撮影は難しかったです。映画の中では水泳が上手だという設定なのですが、実際は水が怖いんです。幼いころ、魚に対する良くない記憶があるんです」

  1つ残念な点は公開の時期だ。太陽の光輝く夏と秋の風景を真冬の暗い劇場で鑑賞するのは、なんだかぎこちない感じもした。もう少し待って夏に公開したらどうだったのだろうか。

  スタッフもそんな点を意識して、映画のポスターは冬服を着て雪の降る場面を演出したが、実際の映画の内容とはかけ離れてしまった。
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