【噴水台】なんともおかしな世論調査II=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.05.23 13:44
先日、オーストラリアの総選挙で出口調査が間違っていたというニュースを聞いて、こう考えるかもしれない。「どの国も世論調査はあてにはならない」。現象的にはそういえるかもしれない。しかし、韓国はそれよりももっとひどい状況だ。最近、調査の設問をめぐって論争が絶えないが、たとえ質問をしっかりと設計したといっても限界が少なくない。
比較事例がある。2017年9月、韓国で空前絶後の労力と資金を投入して世論調査の定石を守った調査が実施された。新古里(シンゴリ)5・6号機公論化調査だ。我こそはという専門家が参加して調査対象を選定し、彼らが答えるまで連絡した。当時、政党支持度も質問したが、共に民主党が39.6%だった。通常調査では50%台だった。どちらが正確か、問うまでもない。実際、過去の大統領選挙と地方選挙で、通常調査業体が100回に5回出てくるか出てこないかと見ていたこの結果が多数だった。民主党が絶対優勢なので、その結果が遮られただけだ。