韓経:【社説】政治過剰に経済窒息状態、結局は市場の復讐招く=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.03.01 15:45
韓国銀行で昨日発表した2月の製造業BSI(企業景気実体調査指数)は63で、2009年3月以降6年11カ月ぶりの最低値を記録した。MERS時期だった昨年6月よりも低いという。企業の体感景気が悪化の一途にある。企業らのBSIだけではない。消費者心理指数も3カ月連続で下落傾向を見せている。韓国経済に対する企業家と消費者の不安心理が最悪の状況に向かっているのだ。
外国人投資者たちも韓国の債券を売るなど「セールコリア」だ。外国人は保有する韓国債券の5%を最近になって売ったという。ウォンの価値も暴落傾向だ。為替レートは昨日1ドル=1236.70ウォンとウォン安が続いている。世界でも南米の一部の国を除けば最も早く通貨安となっている。単純な無力感だけでもない。鉄鋼や船舶・造船など主力産業が揺らぎ、新たな成長動力は五里霧中だ。不良企業の整理は政府の公言とは違い、音沙汰もない。国会は麻痺し、改革は空回りしている。総体的な危機の局面だ。政界はこの総体的難局を解決しようと努力するどころか総選挙での得票の可能性、すなわち政派的な有不利でのみ認識している状況だ。約20年前の1997年通貨危機当時と全く変わらない。