【グローバルアイ】日取り選びに思う…文在寅大統領の訪中

【グローバルアイ】日取り選びに思う…文在寅大統領の訪中

2017年12月19日10時39分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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  「南京大虐殺80周年記念日を知らずに(文在寅大統領の訪中)日程を組んだとすれば無知な行為で、知っていて組んだとすれば日米との関係のどちらも打ちやって中国の懐に入ると決意したものだ」。中国学の元老である高麗(コリョ)大学の徐鎮英(ソ・ジンヨン)名誉教授がインタビューでした話だ。共感せざるをえない。

  筆者が13日の南京80周年記念式に習近平中国国家主席が参加するだろうという話を最初に聞いたのは11月下旬だった。北京に駐在する南京虐殺と関係のない第3国の外交官と食事をしている時だった。文大統領の訪中日程と重なるという考えがふと頭によぎった。駐中韓国大使館関係者が「過去最も盛大な国賓訪問とするため12月中旬に4泊5日の日程で調整中」と話していたためだ。

  過去最も盛大な訪問と、国家公式追慕日に習主席が席を外した北京に到着するのはどこか辻褄が合わない感じがした。韓国殉国烈士の日に国賓訪問をするようなもので、歓迎の花束をまともに受け取れるのか疑わしかった。当然日程が調整されるだろうと考えたが、訪中は13~16日に固まってしまった。

  知ってみれば13日到着は韓国が決めたことだった。習主席の日程上14日に首脳会談が可能という話を聞き、1日早く到着することを決めたということだ。その時まで駐中大使館と外交部、青瓦台(チョンワデ、大統領府)は13日が南京追悼式と重なり習主席が北京を空けるという事実を見過ごしていた。後に問題が提起されたのは細部日程を組み変更が難しくなってからだった。

  文大統領はあたふたと盧英敏(ノ・ヨンミン)駐中大使を南京追悼式に送り直接南京犠牲者に対する追慕発言をした。習主席が口を固く閉ざしていたところに文大統領が3回もそうした話をしたのは過度だったという批判もあるが、中国側から感謝の言葉が聞かれたりもしたので臨機応変によくやったことでもある。

  筆者が尋ねたいことは別にある。13日が南京80周年で習主席の出席を予想するのに大変な情報力が必要なのではない。韓国より大使館の規模も小さい第3国の外交官がわかっていたことを韓国はなぜ見逃したのかという点だ。

  文大統領の訪中には残念な点がひとつやふたつではない。観光地に変わった北京の仁寺洞(インサドン)に当たる琉璃厰の訪問は多くの中国メディアの注目を浴びることができず効果が半減した。もし4年後の冬季五輪開催地である北京郊外の張家口を訪問していたならば結果は違っていたかもしれない。ところが平昌(ピョンチャン)五輪をあれほど重視するとしながらも張家口は事前検討さえしなかったという。「冷遇」議論はただ出てきたのではなく、こうした緻密ではない、あるいは急いだため緻密にできなかった準備段階から自ら招いたことだった。

  イェ・ヨンジュン/北京総局長
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