【社説】冷静と自制要求される韓日政府の感情争い
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.08.17 10:36
韓日関係が急速に冷えている。独島(ドクト、日本名竹島)問題と過去の歴史を取り囲んだ両国政界の刃が鋭くなった攻防が両国の民族主義的国民感情とかみ合いながら政府次元の感情的な争いに飛び火している。政治的打算を前面に出した過剰対応の中で韓日関係と北東アジアの将来を考える成熟した外交は立つ瀬をなくしている。精製されずに出た感情が洗練されない方式でむやみに噴出する様相だ。
この事態の根本的な責任は日本にある。過去の問題に対して日本がドイツのようにはっきりと謝罪し反省する姿勢を見せていたなら、韓日関係が今のように悪化する理由はない。軍隊慰安婦をはじめとする過去の問題についてきっぱり過ちを認めれば終わることだ。あらゆる見せ掛けの形を動員して責任から逃れようとして、歪曲された歴史教科書で目を覆ってしまったら問題は解決できない。