青瓦台とホワイトハウスの共通点と違い(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.11.17 13:04
最近だれよりも国の機密を守らなければならない人物が他人名義の携帯電話を使ったというあきれた事件が明らかになった。崔順実(チェ・スンシル)事件を通じて秘線実力者、首席秘書官、最側近の全員が他人名義の携帯電話を使ったという。チョン・ホソン前秘書官が使っていた携帯電話には各種文書と朴槿恵大統領と崔氏らとの通話内訳が一部録音されていることが明らかになった。
韓国政府は2014年2月から、携帯電話、自動車、通帳などで他人名義使用との戦争を行っている。社会に大きな害悪を及ぼすという名分だった。これら他人名義の物は通常名義者と実使用者が異なり、金融詐欺や不正行為が発生した時に捜査機関の追跡を逃れるために使う。国民には他人名義のものは犯罪に悪用される素地があり使わないよう求めながら、高位公職者がむしろ他人名義の携帯電話を使っていたというのだから理解しがたい。