「韓国進出可能になるとおはらい箱」劇団四季が演出家を放出

「韓国進出可能になるとおはらい箱」劇団四季が演出家を放出

2006年10月12日12時04分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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  「もう四季が何の問題もなく韓国公演が可能になると御用済みとされた。裏切り行為に体が震えるばかりだ」--。

  日本最大の劇団である劇団四季の韓国進出初のミュージカルである『ライオンキング』の共同演出者キム・ヒョギョン氏(61、前ソウル芸大演劇科教授)が四季から放出された。日本で韓国人俳優を対象に演出作業をしてきたが「韓国に帰れ」と通報を受けたのだ。

  金氏は単純に演出者ではなく代表的な「親四季派」だ。2003年から劇団四季の浅利慶太代表と親交を深めながら韓国人俳優たちの四季進出を主導する一方、四季韓国進出の正当性を積極的に擁護してきた。

  劇団四季の『ライオンキング』は国内初のミュージカル専用劇場であるシャーロッテで無期限のロングラン公演が行われることになり、韓国ミュージカル協会(会長ユン・ホジン)の大きな反発を買って来た。

  彼の退出で公演まで10日あまりとなった劇団四季の『ライオンキング』(10月28日開幕)はまた新たな難問に巻き込まれたようだ。

  次は金氏との一問一答。

  --韓国にはいつ戻ったのか。

  「9月2日だ。1日『荷物をまとめて韓国に帰れ』という通報を受けた。『今回戻れば二度と帰って来ない』と何度も言ったが、何も反応はなかった」

  --どんな問題があったのか。

  「ひざが良くなくてひきずって歩く出演者が多かった。四季の振付師に『底がゴム板だからそうではないのか。こんな環境では負傷病棟になるほかない』と助言した。すると『韓国の演出家が私を侮辱した』と言うのだ。しかしこんな摩擦はどこでも起きるささいなことだ」

  --ほかの本質的な要素があったということだが…。

  「浅利慶太代表が私を厄介者のような感じで見ていた。言葉では共同演出者としたが、実情はただ横で補助するのを期待したのではなかったかと思う。いくらディズニー原作のミュージカルでも、韓国語に翻訳されて公演される以上、韓国的情緒や語感などをいかすためには私が積極的に参加しなければならない。特に韓国語をまともに駆使することができない俳優も何人かいて、彼らを入れ替えなければならないと言ったが、キャスティングに関与したことを大変不愉快に思ったようだ」

  --ほかに放出された韓国スタッフや出演者はないか。

  「私と一緒に加わった音楽監督も直ちに追い出された。ほかには韓国出身で10年前、初めて四季の俳優になったキム・ジヒョン(33)も解雇された。四季は浅利慶太代表の王国のようだ。助言を言ったり反対意見を言ったりすると、権威に対して挑戦と受け入れ、容赦なく切り捨てる。リーダーシップというのも重要だが、舞台芸術というのは、結局多様な意見を交換した中で良い作品ができるものではないのか」

  --四季の韓国進出に対してはまだ賛成しているか。

  「我々が市場を開けば外部に出ることができる。四季の韓国進出を反対するのは近視眼的な考えだ。しかしもう私は四季を信頼しない。韓国で稼いだ金は全部すべて韓国にまた投資するとか、これからライセンス公演はせずシャーロッテも独占しないと言った言葉を果たして守るのか疑わしい」

  一方、金氏の放出について四季国際担当チャン・ヒョクチン部長は「お払い箱うんぬん言うのは違う。浅利慶太代表とキム・ヒョギョン氏の演出の間に、作品に対する大きな意見の食い違いがあって、一緒に作業することができなかった。経済的補償を別途行い、すっきり整理した」と話している。
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