【社説】疑わしいKBSドラマ製作の意図

【社説】疑わしいKBSドラマ製作の意図

2006年06月12日07時51分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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  KBSの週末ドラマ『ソウル1945』が論議を呼んでいる。

  創作の領域に属するドラマを政治的論議の対象とすることは望ましくない。しかしこのドラマは創作の自由として心にとどめておくことができない多くの問題を抱えている。歴史ドラマはいくらフィクションだといっても、一般人が歴史的事実として受け入れてしまうかもしれないという点で慎重を期さなければならない。特に解放戦後史は最近になっても論争が起こるほど現実政治と密接で敏感な部分だ。国民の視聴料で運営される公営放送がフィクションという言葉ですべての責任を覆いかぶせてすませることはできない。

  このドラマは呂運亨(ヨ・ウンヒョン)暗殺事件を、共産主義者李康国(イ・ガングク)の一方的主張によって展開し、朝鮮精版社偽金事件など左派の活動は視聴者たちが感性を共有するほかない主人公のセリフで進む。南朝鮮労働党の立場から歴史を再解釈する内容だ。

  製作者側は「我々は理念などというものはよくわからない。メロドラマであるだけ」としている。しかし放送が始まる前、作家は「植民地的状況と解放空間、そして韓国戦争がどのような意味で、また我々の生活や歴史にどんな影響を及ぼしたのか色濃く描いていく」と明らかにしている。メロドラマの服を着せ、現代史に対する認識を新たにさせる契機にするということではないか。左翼には民族を憂いた人物がいなかったとは言えない。しかしドラマのように左派の行動はすべて民族の将来を悩んだ結果で、右派は親日派や日本警察出身で個人的出世ばかりを志向する貪欲な人だけだったのか。

  KBSと作家の歴史観が間違っているか、何かの意図が作用していると思うほかない。

  
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