KBSの週末ドラマ『ソウル1945』が論議を呼んでいる。
創作の領域に属するドラマを政治的論議の対象とすることは望ましくない。しかしこのドラマは創作の自由として心にとどめておくことができない多くの問題を抱えている。歴史ドラマはいくらフィクションだといっても、一般人が歴史的事実として受け入れてしまうかもしれないという点で慎重を期さなければならない。特に解放戦後史は最近になっても論争が起こるほど現実政治と密接で敏感な部分だ。国民の視聴料で運営される公営放送がフィクションという言葉ですべての責任を覆いかぶせてすませることはできない。