世界初1億度達成の韓国型「人工太陽」…超伝導核融合研究をリード(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.03.26 10:36
ITERは現在フランスに建設している。2025年の完工が目標だ。KSTARで得たデータとノウハウがITER運用の核心となる。建設には韓国をはじめ、EU・米国・日本・中国・ロシア・インドの7カ国・地域が参加している。研究費と人員を分担する。施設も共同製作している。ここで韓国は核融合研究のリーダーとしてのメリットがあった。KSTARを製作した経験からITER装備を次々と納品することになった。2016年に現代重工業が1250億ウォン(約120億円)規模の核心部品を受注し、昨年末コスダック上場企業VITZROTECHが145億ウォンの設計・製造プロジェクトを引き受けた。累積受注額は5971億ウォンにのぼる。KSTARの建設費3090億ウォンのほぼ倍だ。
ITER稼働前の現在は核融合研究のトップをめぐり韓日中の北東アジア三国志が繰り広げられている。中国は電子の温度を1億度まで上げたが、韓国にはまだ一歩及ばないという評価だ。日本はKSTARより大きいJT-60SAを建設している。2020年秋に稼働を始める。JT-60SAにも超伝導磁石用コイルのような核心部品を国内企業が供給した。