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【コラム】いつ背を向けるか分からないサムスン製品ファン

ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2014.09.30 16:02
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トルコの中学・高校でコンピューター入門教育が本格的に始まったのは1990年代後半からだ。高校1年だった2001年、コンピューターの授業を担当した先生の言葉をまだ覚えている。

「コンピューター工学を専攻したことを後悔している。コンピューター関連技術はあまりにも速く発展し、常に勉強しなければいけない。最初から物理学や数学を専攻していればそうではなかっただろう」。IT(情報技術)分野の技術進歩に対する冗談を混じえた言葉だった。その先生が話したようにIT分野は目覚ましく発展している。

 
高校時代に数学オリンピックに出るためトルコ代表の一員として米国を訪問した先輩がいた。彼は米国でソニーの「MD(Mini Disk)」という製品を購入して帰ってきた。当時はテープを再生して音楽を聴く「ウォークマン」を愛用していた時代だった。その先輩は手のひらよりはるかに小さいMDを常に自慢しながら持ち歩いた。幼かった私もMDを買おうと決め、頑張って小遣いを貯めた。ほとんど1年ほど小遣いを貯めてMDを購入しようとした時だった。友人の1人が「もうMDを使う必要はない。MP3時代がきた。MP3プレーヤーははるかに小さく、テープやディスクが必要ない」と説明し、戸惑ったことがあった。

実際、当時はMP3プレーヤーを見たことがなかった。MP3を買うためにトルコで3番目に大きい都市イズミルの電子製品商店街を回ったが、手に入らなかった。一部の商店の人たちはMP3の存在自体を知らなかった。

翌年、私はイスタンブールでMP3プレーヤーを購入できるという話を聞き、大学入学直前に購入しようとしたが、高校を卒業してすぐに「先端電子製品の天国」韓国に留学することになった。留学しながら韓国企業が非常に優れたIT技術と事業戦略を持つことを実際に確認できた。日本のソニーがMD技術を通じてウォークマン時代を終え、新しい時代を開こうとしたが、韓国企業がMP3技術の開発を主導し、MD時代はわずか2、3年しか続かなかった。

韓国のIT産業はスマートフォン分野でより大きな活躍を見せた。もちろん初期はサムスン電子も好スタートは切れなかった。最初の製品「オムニア」はアップルの「iPhone」とは比較にならないほど粗悪だった。

その後、2010年にアップルがiPhone4を発売すると、サムスンもギャラクシーSで対抗したが、やはり力不足だった。消費者の立場で見ると、サムスンの浮上は2011年のギャラクシーS2のおかげだった。iPhoneより薄くて速いギャラクシーS2はデザインでもiPhone4に劣らなかった。2012年にギャラクシーS3が発売されると、私は「ついに東洋のスマートフォン技術が西洋を上回った」という確信を抱くようになった。

この数年間、サムスンはグローバルスマートフォン市場を席巻してきた。今はスマートフォンを考える時、誰もノキアやエリクソンを思い出さない。これら企業は革新競争で敗れ、消費者に背を向けられた。一方、サムスンのギャラクシーはアップルのiPhoneとともにスマートフォンの代名詞のように呼ばれている。

しかし最近、サムスン電子に関する不吉な話が出ている。その位置づけが揺れているということだ。中国企業の追撃と飽和状態のスマートフォン市場のためだ。単純な機能だけを使うならば低価格の中国製品も悪くない。スタイルを意識する人たちは新しく登場したiPhone6に欲を見せる。

結局、市場で最も重要な主体は消費者だ。品質が優れていれば消費者の選択を受ける。今こそサムスンは消費者の要求に注意深く耳を傾けなければならない時だ。私のようなサムスンファンでさえもいつ別のところに目を移すか分からない。 (中央SUNDAY第394号)

アルパゴ・シナシ=2004年から韓国に留学し、忠南大政治外交学科を卒業。ソウル大大学院外交学科修士課程を修了。

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