<グローバルアイ>韓日シャトル外交を成功させるには

<グローバルアイ>韓日シャトル外交を成功させるには

2008年01月09日12時17分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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明治維新の初期に幕府が崩れ、天皇中心の政治体制を修復する過程で西郷隆盛は征韓論の先鋒に立った。征韓論は壬辰倭乱のときの朝鮮侵略の論理と近い。日本は内部が混乱する度に絶えず韓半島に視線を回してきた。

  幕府政権が崩壊すると将軍を頂点として権力を支えていた武士たちは急に働き口を失った。これらは日本を富強国家としようとする維新の反対勢力であると同時に障害物となって浮上した。幕府体制を後押しした藩のうち、発言権が強かったところであればあるほど反発が大きかった。薩摩藩が代表的だ。

  ここの出身である西郷は、社会的不満を収めるためには、朝鮮を掲げて下級武士の矛先を外に向けて不満を無くさなければならないと考えた。ただ、彼は征韓論推進時期をめぐる政争で敗れたため、征韓論の夢をつかむことができずに自決したが、日本の歴史上、憂国の哀情の化身として敬われている。執権政治勢力はこの雰囲気を利用して、日本国民の保守化を絶えずけしかけてきた。日本の立場では祖国のために命を捧げた人々を慰める靖国神社の参拝の何が過ちかという。これらに被害を受けた国家のことは眼中にもない。

  盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領の日本外交失敗はこのように理解しにくい日本の保守伝統に対する無知によるものだ。大統領当選前には米国には1度も行ったことがないと言っていた盧大統領だが、日本についても知らなすぎた。そして靖国と独島(トクト、日本名竹島)対立が起こると小泉純一郎当時日本首相に一発見舞われたと言って2005年6月以後“シャトル外交”を中断し、日本と一切縁を絶ってきた。政府次元の対話は断絶、不便な関係が長く続いた。日本の世論を丸めこむ保守勢力はこうした破局の状況の責任を盧大統領に一方的にかぶせた。反日感情を刺激して結集力を回復しようとする論理だった。盧大統領が日本の保守勢力に徹底的にやられたのだ。

  日本の保守勢力は今後もいつどんな形態で刺激してくるかわからない。李明博(イ・ミョンバク)次期大統領は盧大統領のようにすぐに興奮し、そのペースに巻き込まれてはいけない。むしろ日本人と親しく過ごせる韓国の大統領にならなければならない。そのためには日本の保守勢力が挑発しても賢くいなければならない。方法は簡単だ。日本人がずっと韓国人の友達になれるよう基盤をつくり、交流できるように条件を整えていけばよい。

  ちょうど日本では韓流が暖かく流れ続けている。ヨン様熱風の初期のように賑やかではないが奥が深い。1時間当たり2000~3000円支払って韓国語を学ぶ人も少なくない。韓流にもっと近づきたいからだ。韓国料理の人気も日増しに高い。西洋料理が主流のファミリーレストランデニーズにはスントゥブチゲ(おぼろ豆腐鍋)が看板メニューとして登場し、テレビには韓国式チゲの広告が多く流れている。雨後の竹の子のように増える韓国式レストランには日本人が多く詰めかける。子供たちはキムチを日本の食べ物だと思っているほどだ。韓国人の日本人気も高まっている。昨年260万人の韓国人が日本を訪問し、韓国人は日本の観光、ショッピング、レジャー産業において大切な存在となっている。

  李明博次期大統領と福田康夫首相は特使交換に続き、シャトル外交も復活させることにした。今年最低でも4~5回会談する見込みだ。両首脳は東北アジアの安定と経済協力に共に関心をみせている。実用的なアプローチだ。それでも日本の保守右傾化の動きを忘れようという話ではない。“経済大統領”を自任しただけに日本の保守勢力の蠢動を警戒するが、互いに“ウィンウィン”対日外交を繰り広げなければならない。今後ずっと日本人が韓国人の友達となっていくことだ。
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