【社説】韓国南東部・慶州の強震…地震対策の根本的見直しを
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.09.14 14:23
12日午後に慶尚北道慶州(キョンジュ)で発生したマグニチュード5.8の地震は、韓半島(朝鮮半島)も地震の安全地帯ではないという事実を改めて感じさせた。1978年に始まった気象庁の地震計器観測以来最大規模である今回の地震は、嶺南(ヨンナム、慶尚道)のほぼ全域で建物の揺れが感知され、首都圏や湖南(ホナム、全羅道)地域でも揺れを感じることができるほどだった。専門家は震度6.0以上の地震が今後いつでも起こり得ると警告している。
問題はこうした深刻な状況の中、災害担当部処の国民安全処と原発の責任を負う韓国水力原子力(韓水原)、そして災難主管放送局のKBS(韓国放送公社)が見せた安易な対応だ。国民安全処は災害状況を知らせる文字メッセージを地震発生から8分以上も経過して送り、首都圏には全く知らせなかった。災害担当部処の右往左往する姿に国民は失望感を感じた。