ロケット発射に踏み切る北朝鮮の内部事情は…(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.12.10 17:49
◇住民の不満爆発なら“張成沢粛清”カード?
金正日が生きている間、張成沢は党首都建設部長を務め、平壌市の現代化事業を総括した。 金正恩時代に入ってからは対中国経済協力問題を主導しているという。 8月に張成沢は北京を訪問した。 朝中合弁で推進される黄金坪開発プロジェクトと羅先特区開発事業について、中国指導部と議論するためだった。 張成沢は食糧を含む大規模な経済援助を要請したが、拒否されたと、韓国当局は把握している。
莫大な外貨稼ぎ事業を握る軍部の金脈を掌握するのにも、張成沢が核心的な役割をしたと知られている。 7月中旬の李英鎬(リ・ヨンホ)総参謀長の電撃粛清も、張成沢をはじめとする後見グループの意中が反映されたということだ。 金正日が若い後継者の「軍部課外教師」役を任せた人物を一朝一夕にして追い出すほど、張成沢が強大な権力を振るっているという評価だ。