ハノイ会談決裂にも…「心配していない」 楽観論に閉じ込められた青瓦台
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.03.26 09:32
韓米同盟が危機だという警告音が各方面から聞こえてきているなかで、唯一青瓦台(チョンワデ、大統領府)からはそのような気流があまり読み取れない。米朝ハノイ会談の決裂で韓半島(朝鮮半島)状況が緊迫した状態で動いていているが、青瓦台内では「心配していない」という「楽観論」が先行している雰囲気だ。
青瓦台高位関係者は25日、韓半島状況と関連し、「結果で見せればよい」とし「国家安保室も状況を絶対に悲観的に見てはいない」と話した。「心配していない」ともした。別の青瓦台関係者は「ハノイ会談が決裂した背景は米朝間での戦略的異見が問題だっただけで非核化の目標が変わったわけではない」とし「韓国も米朝交渉が続くように努力するという立場に変化がない」と話した。北朝鮮の崔善姫(チェ・ソンヒ)外務次官が「仲裁者ではない」といったのに、青瓦台は依然として仲裁者姿勢だ。
このような雰囲気に乗って、青瓦台は21日にNSC常任委会議を開き、「南北関係改善と完全な非核化を通した韓半島の恒久的平和構築目標達成が好循環的に相互牽引(けんいん)していけるように努力する」と意見を集約した。しかし、そのすぐ翌日、北朝鮮の返事は連絡事務所からの北側人材撤収の通知だった。