【時論】韓国ガールズグループのナチ衣装、無知は弁解にならない(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.12.08 09:12
「そうだ、それはおそらく無知が招いた小さな事故だった」と受け流すこともできるだろう。ガールズグループにナチのユニフォームとそっくりの衣装を着せて送りだしたパンダグラムの行動もまた、おそらく無知から起きた失敗に過ぎないのかもしれない。しかし、現在の韓国は20年あるいは30年前の韓国と違いすぎる。すでにこの地には多くの外国人記者が常駐していて、彼らは韓国で起こるすべてのことに目と耳を開いている。さらに、Pritzのようなあまりよく知られていないグループの失敗のような小さなことも世界的なニュースの種になりうる。
多くの韓国人がユダヤ人に対して悪くない感情を有していたので、私はいつも韓国の人たちに私がユダヤ人であることを堂々と話すことができた。しかし、韓国人はユダヤ人、黒人そして他の少数人種がナチの象徴を見た時にのような水準の恐れを経験することになるのか知らないようだ。欧州や北米、南米では、極度の極右派や白人優越主義者だけがナチの象徴を使う。一部のファッションデザイナーやミュージック・プロデューサーにはこのようなシンボルが格好良く映るのかもしれないが、私たちにとってそのようなシンボルは人種に対する偏狭さと憎しみの象徴だ。また、ホロコーストの間、ナチによって凄惨に死んでいった私たちの家族や親戚を思い出させる。