統一教会の合同結婚式を見る世界の視線
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2009.10.18 15:08
最近、米国のニューヨークタイムスとAP通信、イギリスのBBC、ガーディアンなど世界有力メディアが14日、忠南牙山(チュンナム・アサン)の鮮文(ソンムン)大学をはじめとし、あちこちで開催された統一教会の国際合同祝福結婚式を主要記事として扱った。国内メディアは故・朴正煕(パク・チョンヒ)元大統領の次女であるパク・クンリョンさん(55)夫妻が合同結婚式に参加したという点を詳しく書いた。国内メディアと電話インタビューでパク・クンリョンさんは「統一教会の奉仕精神と聖書の解釈に魅力を感じた」と語った。
世界のメディアが今回の行事を大きく報道した理由はさまざまだ。文鮮明(ムン・ソンミョン)総裁が執り行った今回の合同結婚式は、99年以来の最大規模(4万5000人)だった。10年ぶりの大イベントだった。文総裁は今年1月31日、90歳の誕生日を迎え、ハーバード大学を卒業した3人の息子を中心に最近、後継者構図を確定した。国内企業部門を文国進(ムン・ククチン)統一グループ会長(39)が、国際活動部門は文顕進(ムン・ヒョンジン)天主平和連合(UPF)議長(40)が担うことになった。宗教部門の文亨進(ムン・ヒョンジン、30)牧師はハーバード大学で哲学・神学を勉強した。仙仏教を信仰していたこともあったが、カトリック修道院でも生活をした。
海外学界やメディアは、カルト(cult)や宗派(sect)の代わりに「新宗教運動」(new religious movement)という中立的な表現を使う。西欧人の立場で統一教会は20世紀に「多く論議を呼んだ新宗教運動の1つ」だ。統一教会の核心文献である「原理講論」(Divine Principle)や「神様が望む平和世界は死んでから行く天国ではない」という文総裁の主張は、神学界に論議を呼び起こした。また統一教会指導部の私生活問題や財産問題が海外メディアで集中的に報道された。AP通信は「統一教会の洗脳方式は、北朝鮮がすることとまったく同じ」と語るある韓国人脱会者の言葉を伝えている。