【社説】政権変わるとCEOが切られるポスコ・KTの残酷史=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.04.19 10:30
ポスコの権五俊(クォン・オジュン)会長が任期2年を残して辞意を表明した。権会長は「累積した疲労」と「若いCEOの必要性」を理由に挙げたが、だれがそのまま信じるだろうか。わずか19日前のポスコ創立50周年の時だけしても記者らの前で職務遂行の意志を明確にしていた権会長だ。昨年過去最大の営業利益も出し、4年の在任中に進めた構造調整も比較的良い評価を受けた。外部圧力説でなくては突然の辞意の背景を見つけにくいのが事実だ。
KTの黄昌圭(ファン・チャンギュ)会長も政治資金法違反容疑で警察に召喚され捜査を受けた。これもまた捜査の時期と方法をめぐる話が多い。警察は1月末に黄会長が江陵(カンルン)オリンピックパークで開かれたKT5G広報館開館式に参加しに行った間に社屋を家宅捜索した。「宴の日」に展開した露骨な辞任圧力と変わらなかった。