韓経:中国、超強力環境取り締まり…廃業する韓国企業続出(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.09.21 13:17
これらの事態の背景には環境保護を最優先課題としている習近平政権がある。習主席は7月26日に中国省級幹部が参加した19次党大会を迎え研究討論会で「リスク予防」「貧困問題解決」「環境汚染予防と改善」を3大課題と指摘した。この談話は習近平執権2期スタートを知らせる党大会を控え今後の政策基調を予測できるバロメーターに挙げられる。現地専門家らはこれを根拠に「今後数年間は環境取り締まりの嵐が続くだろう」と警告している。
中国政府は昨年1~2次環境監察を通じ16省と市に対する取り締まりを終えた。今年3~4次監察を通じ残りの地域を包括して中国全域31の省市に対する環境監督を完了した。しかし北京や上海など一部地域は今年末まで地方政府主導で取り締まりを継続する予定だ。先月7日から24日まで実施された4次調査では合計1万3826件の違反行為が摘発された。このうち7457件は是正命令を受け、2115件は処罰対象になった。摘発された企業に命じられた罰金は9449万元(約16億円)に達する。66人は刑事処罰を受けた。
中国「環境汚染犯罪司法解釈」によると環境汚染を誘発した企業と代表者は3年以下の有期懲役または拘留と罰金刑に処すことができるとされている。深刻な環境汚染を起こす場合、最大7年の刑まで宣告される。