【コラム】鳴梁、李舜臣の偉大なリーダーシップ=韓国(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.08.07 17:14
軍卒に聞こえる言葉は柔軟だ。幹部には厳しい叱咤と督戦だ。「〔巨済縣令(コジェヒョンリョン)安衛(アンウィ)に〕軍法で死のうとするのか、逃げたところで生き延びられるのか(敢死於軍法乎 退去得生乎)」。安衛の船は敵陣の中に突進する。危機克服は絶妙だった。
その土台には信頼の評判がある。『懲ヒ録』にこのような一節がある。「(李舜臣は)卒兵も軍隊について何か言いたい場合は訪ねて話せるようにして軍隊の事情に精通した(雖下卒 欲言軍事者 許来告 以通軍情)」。