韓国「原発汚染水の処理に不安」vs日本「非科学的な根拠の主張」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.09.17 10:52
韓国と日本が福島第1原子力発電所の汚染水処理問題をめぐり、16日にオーストリアのウィーンで開かれた国際原子力機関(IAEA)総会で舌戦を繰り広げた。韓国政府代表団がこの日の総会でこの問題を公論化し、汚染水海洋放流の危険性を強調する中で、日本側は科学的な根拠がなく汚染水処理方式はまだ決定されていないと反論した。
代表団長である科学技術情報通信部の文美玉(ムン・ミオク)第1次官は基調演説を通じ、「原発事故後に福島原発汚染水の処理問題は依然として答えが見出せずにおり、世界的に不安感を増幅させている」と話した。続けて10日の日本の原田義昭環境相(当時)の原発汚染水海洋放流発言を指摘し「原発汚染水処理が海洋放流に決まった場合、地球的海洋環境に影響を及ぼしかねない重大な国際問題であるためIAEAと加盟国の共同の役割が必要だ」と強調した。