<チャイナインサイト>ポストTHAAD時代…韓国、中国に言うべきことは言おう(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.11.21 15:41
三尺の氷は一日の寒さでならず(冰凍三尺 非一日之寒)という言葉がある。高高度防衛ミサイル(THAAD)をめぐる韓中間の葛藤も完全な解消は難しいようだ。韓国に13兆ウォン(約1兆3340億円)以上の被害を与えても、中国はTHAAD撤収に固執している。12月に予定された文在寅(ムン・ジェイン)大統領の訪中をきっかけに、今後、中国との関係をどう築くかについて深い考慮が必要だ。韓国政府に対する中国の態度には大国主義のにおいがするからだ。
まず両国の格の問題だ。これに関連し、文大統領が6月に当選のあいさつのため中国に派遣した李海チャン(イ・ヘチャン)特使を中国がなぜ冷遇したのかを改めて問わざるを得ない。当時、中国の習近平国家主席は李特使の席の配置を下位の人物に会う時と同じようにした。
中国人の一般的な接待は小さなテーブルを間に挟んで並んで座る形だ。4年前に朴槿恵(パク・クネ)次期大統領が金武星(キム・ムソン)特使を中国に派遣した時、習主席はこのような構図で金特使を迎えた。