【社説】スターになりたいなら肉体を上納しろという芸能界
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2010.04.28 12:02
韓国の青少年の志望職業1位は芸能人だ。多くの子どもたちがスターになる夢を膨らませ、芸能界に目を向けている。首都圏だけでも約220カ所の演技学校から輩出される芸能人志望者が年間4万8000人にのぼるという。演劇映画科など大学の関連学科に通う学生も3万人に達する。しかしスターどころか、この中でデビューの機会をつかめるのはごく少数にすぎない。
このように需要に比べて供給が過度に多い不均衡が各種人権侵害を生む根本原因だ。人気グループ東方神起のメンバーと大手芸能プロダクションSMエンターテイメントの紛争がきっかけで浮上した‘奴隷契約’の慣行が代表例だ。女性芸能人の場合、故チャン・ジャヨンさんの事件で見られたように接待の弊害も深刻だという。最近もある女性タレントが、未成年当時に芸能プロダクションの社長からセクハラを受けたと放送中に告白し、波紋が広がった。