中国市場をとらえたいのならば…=韓国(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.04.28 13:31
中国を理解する核心キーワードは、習近平が掲げた「新常態」だ。これまでの短期成果を出す量的・高速成長から脱却した質的成長、持続可能な成長を重視する中高速の成長政策だ。昨年12月に開かれた中央経済工作会議では「新常態体制で『内需・消費自立型経済』に向かう」という青写真も出てきた。韓国ではこれについて中国経済が「安定呼吸」に入ったという信号だとみる分析が多い。だが現地の貿易館長たちは「成長率の鈍化とみるよりも体質改善を通した成長の高度化・先進化が正しい」と口をそろえた。
チャン・ビョンソン成都貿易館長(49)は「中国がこれまで超高速成長をしてきたのでGDP成長率7%は低いと感じるかもしれない。だが過去10%以上の成長率が資源の浪費、環境汚染まで含めた『ブラックGDP』だったとすれば、7%成長率はそうした要素を取り除いた『グリーンGDP』と考えればよい」と説明した。