【時論】原子力発電、脱原発ではない「第3の道」がある=韓国(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.06.29 10:26
結局既存の原発は確率的予想事故費用を考慮すれば競争力を喪失した斜陽技術に転落するかもしれない。日本が福島事故直後にすべての原発を凍結したのもこのためだ。ドイツなど欧州各国が脱原発政策を決めたのと米国が30年間の新規原発建設より廃炉させた原発が多い理由もここにある。
振り返れば韓国の原発はエネルギー安保強化と低価格大量電力供給という長所を生かし世界6位の原発大国に成長した。この過程で強力な産学研の利害集団形成が専門性という名の下に容認された。しかし核廃棄物と廃炉処理案未確保、不良部品使用など経営非効率と国土面積比で世界最高の原発集積度、そして地震など自然災害増大現象は原発競争力の限界を露呈している。