<貧困死、変死現場を行く>(上)国科捜72時間同行取材=韓国(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.03.24 16:44
「最後に残った息子までこんなふうに行ってしまったら私はどうやって生きていくのか」。
世の中をすべて失ったような表情で、老母がしくしくと泣いた。老母はカン氏を含めて「子供3人が全員、持病や交通事故で亡くなった」と言った。家を出たヤン法医官が気になったのか、きびすを返して戻り、老母の携帯電話に今後の手続きなどを残してあげた。老母の携帯電話の画面では、亡くなった息子の家族写真が無邪気に笑っていた。