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<貧困死、変死現場を行く>(上)国科捜72時間同行取材=韓国(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.03.24 16:44
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「最後に残った息子までこんなふうに行ってしまったら私はどうやって生きていくのか」。

世の中をすべて失ったような表情で、老母がしくしくと泣いた。老母はカン氏を含めて「子供3人が全員、持病や交通事故で亡くなった」と言った。家を出たヤン法医官が気になったのか、きびすを返して戻り、老母の携帯電話に今後の手続きなどを残してあげた。老母の携帯電話の画面では、亡くなった息子の家族写真が無邪気に笑っていた。

 
#ソウル禾谷洞(ファゴクトン)D旅館、16日午前10時40分

9.9平方メートル(約3坪)ほどの旅館の部屋は屍臭が充満していた。ベッド上のハム氏(39)の遺体はかなり腐敗が進んだ状態だった。口と鼻から血の泡が流れ続けていた。腹水がたまってふくらんだお腹から流れ出た粘液がシーツを濡らしていた。部屋の中を見回したイ・スギョン法医官(43)がベッドのそばに置かれていたブタンガスバーナーを発見し、ガスが漏れるかどうか確認した。だがバルブは固くロックされていた。

ハム氏はこの部屋で1年間、長期滞在していた。最近2カ月分の部屋代を滞納している上に2日間気配がなかったため旅館の主人が鍵でドアを開けて遺体を発見した。彼の最後は寂しいものだった。部屋の中には食べ残した焼酎のビン3本が転がり、ホコリだらけの作業服も目についた。彼は工事現場を転々としながら生活費を稼いでいたという。

部屋の片隅に健康保険料の滞納を知らせる黄色の告知書が目についた。滞納金額は10年分で計248万ウォン。この法医官は「10年間病院を受診しなかったという証拠」として「ふくらんだお腹を見ると、飲酒による肝の損傷ができている」と話した。2日後に行われた解剖検査で明らかになったハム氏の死因は肝硬変と心臓疾患。イ法医官は「一度でも病院を訪れていたら亡くなってはいないはず…」として言葉を濁した。

#新月洞(シンウォルドン)多世帯住宅、17日午前5時42分

寝巻ズボンに左手を入れたまま、まっすぐ横になったチョン氏(37)の遺体は平穏そうに見えた。遺体そばの紺色のネクタイだけが、ここが殺人現場であることを伝えた。妻のチョン氏(35)は3時間前に夫をネクタイで首を絞めて死なせた。「再婚後、夫が養女をぞんざいに扱って恨みを抱いた」と言った。生活苦に苦しんだ夫チョン氏は、幼い娘をいつも快く思っていなかったという。

遺体を調べたイ・スギョン法医官が首を横に振った。「首が絞められた遺体には抵抗跡があるものだが、まるで安らかに寝ている姿だ」。

イ法医官が遺体の血色を確認すると「泥酔状態の人を誰かが首をしめれば抵抗もできず死ぬ可能性がある」と説明した。実際にチョン氏の家の食卓には食べ残した焼酎ビンが多数発見され、血液分析の結果、血中アルコール濃度は0.2と確認された。イ法医官が首周辺についた傷を手で触って話をつないだ。「傷が一文字の形ですっきりと出ている。普通は苦闘のために不規則な形で現れる。意識のない時に殺害されたという証拠」。

検案を終えたイ法医官と現場を出た。殺人現場とわずか20メートルも離れていない外の世界では夜が明けつつあった。イ法医官が口を開いた。「私どもは毎日死を目撃して、理由を探している。このことは死者ではなく生きている人間のためのことではないかという気がする。生きていたのが突然死んだのもやるせないが、死んだ理由さえ分からなければ遺族たちの心情はどれほどのものだろうか。そんな胸の張り裂けそうな本当にやるせない死は、私が許さない」


<貧困死、変死現場を行く>(上)国科捜72時間同行取材=韓国(1)

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