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【コラム】キム・スチャン地検長はなぜ嘘をついたか

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.09.03 16:48
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何ということだ。フランシスコ法王が訪韓して天主教の聖地の1つである忠清南道瑞山(チュンチョンナムド・ソサン)の海美邑城(ヘミウプソン)に行っていらしたが、これは何だろうか?

法王の訪韓は私たちの社会に対する祝福であったし、「8月に訪れたクリスマス」のようなものだった。その渦中にため息の声が出たのは「地検長(次官級)バーバリーマン(露出狂)」の登場のためだった。

 
2週間前の日曜日(8月17日)、出勤する記者に臨月の妻が意外な要請をしてきた。「(キム・スチャン)済州(チェジュ)地検長の速報があったら早く知らせて。気になって仕方がない」。

普段は社会部記事にこれと言った関心を見せなかった妻にしては珍しい要請だった。事実、妻は夫婦間の葛藤をドラマにした『愛と戦争』の根っからの視聴者だ。週末になると3、4編のドラマを連続して観ながら飽きる様子も全くない。そんな妻がニュース速報まで確認するのを見て、この事件がドラマよりもさらにドラマチックのように思った。確かに地検長が公然淫乱容疑で調査を受けることになって好奇心がわくだけのことはあると思った。

その日、キム地検長はソウル高等検察庁の記者室に自ら訪ねてきて、公開的に公然淫乱容疑を全面否定した。事件は現職の地検長と彼を現行犯逮捕した警察の間の真実攻防につながった。しかしキム地検長の釈明とは違い、真実はCCTVに映っていた。事件発生9日後に状況は事実上、性倒錯犯罪の1つとして整理された。キム地検長も容疑を認めながら司法処理手続きだけを残している。

キム地検長の性的逸脱は検察組織にとっては災難水準だ。ここ2年間にロースクール出身の検事、平検事、部長検事、高等検察庁長、検察総長までぞろぞろとお金や性に絡んだ不正と醜聞がシリーズ化していた。検事シリーズを作ってあり余るほどの件数と分量で、キム地検長の件でパズルが完成された感じすらした。最近会った第一線の地検の検事長級幹部は「こういうことはどの組織でも起きる」として「検察が過度に叩かれている面がある」と話した。

だが今回の事態が大きくなったのはキム地検長の嘘が決定的だった。もし彼が事件を知らされた直後に認めていればCCTVの画面まで登場して、彼の動向が生々しく出ることはなかっただろう。彼はなぜすぐにばれるような嘘をついたのであろうか。いわゆる「1逃、2否、3白(まずは逃亡、2番目に否認、3番目が自白)」が大事だと思っていたからなのか。推測したところ、うまくすれば避けられる一抹の期待感、数十年間積み重ねてきた名誉と地位・家族を一度に失うかも知れないという恐怖心のためだったのだろう。

問題はこうしたことが引き続き、繰り返されているということだ。容疑者を相手にしては自白を引き出そうと努める検事たちだが、実際に自身が対象になれば習慣のように否認をしたりする。容疑者の疑惑がふくらんだチェ・ドンウク元検事総長も違わなかった。見つからなかったら分からないのだろうか、どのみち見つかるのなら偶然の幸運を望むよりも事実の通りに話して国民に謝罪して処分を待って責任を負うのが公職者として最低限の道理でないかと思う。検事が「検事道」を失えば、全てのものを失うのだ。

チョ・ガンス社会部門次長

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