【コラム】韓国の帝王的雇用創出(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.05.01 11:03
第4次産業革命は小品種大量生産システムを多品種オーダーメード型生産体制に脱皮させる。こうした体制では人事システムが変わるほかない。集体式雇用の代わりに、専門化、小集団体制に変わる。不足するものは外部から専門家を求めプロジェクトとして任せれば良い。雇用市場が賃金を払い直接雇用する体制から、契約により技術を借りることに変わるという話だ。
このまま行けば雇用が減るのはわかりきったことだ。韓国はすでに経験している。10億ウォン分の生産がある時に作られる雇用数(就業誘発係数)だけ見ても知ることができる。2000年に21.3だった就業誘発係数は2014年には12.9に半減した。生産工程高度化の影響だ。よほどでなければ現代自動車労組が今年の団体交渉で「雇用総量保障」を持ち出しただろうか。さらに低熟練労働者は雇用を得るのがさらに難しくなる。こうした疎外階層を保護するためにもそれに合わせた改革を行わなければならない。