サムスンのプレミアム家電がEUに飛び込んだ理由(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.10.22 10:27
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15日にフランス国立料理学校フェランディ校に開設されたサムスンキッチンでミシュラン3つ星シェフのエリック・フレション(中央奥の帽子をかぶっていないシェフ)が実習生とともに料理の手本を見せている。(写真=サムスン電子)
美食家の聖書「ミシュランガイド」を発行する国、美食文化をユネスコ人類無形文化遺産入りさせた国、パンの名前「バゲット」が首都の象徴である国…。
フランスが“世界食文化1番地”に挙げられる理由は数え切れないほど多い。料理に関するフランス人の自負心も非常に高い。こうした自負心は専門シェフを養成する教育制度につながった。代表的なところが「料理界のハーバード」と呼ばれるフランス国立料理学校のフェランディ校だ。全世界から集まった学生3700人余りが未来のミシュランスターを夢見て勉強する所だ。
小雨が降ったりやんだりした15日、学生たちが下校した午後6時30分。パリ6区にあるフェランディ校の校庭がにぎわい始めた。ミシュラン3つ星スターの有名シェフ、学校関係者ら100人余りが正門の片隅に置かれた白い立て看板を通り過ぎて校庭に入った。立て看板には「サムスンカリナリークラスオープン」という青い字が書かれていた。サムスンカリナリークラスはサムスン電子製品で作られた実習空間でフェランディ校が一般消費者を対象に初めて開く教育過程だ。開館式に参加したフェランディ校のジョージ・ネクトゥ理事長はあいさつを通じ、「サムスン電子と組んだのはフェランディ校が電子メーカーと初めてコラボする事例だ。技術革新企業との協力のおかげで新しいクッキング方法を探す機会を持つことになった」と話した。