<アジア大会>涙があふれたアーチェリー競技場(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.09.29 10:28
日本の早川漣(27)も涙を流した。早川の韓国名はオム・ヘリョン。全北体高を卒業し、現代モービスに入団した早川は、学業と選手生活を併行するため母と姉(早川浪、韓国名オム・ヘラン)がいる日本に渡った。2007年に帰化した早川は2012年ロンドンオリンピック団体戦で日本代表として銅メダルを獲得した。
アジア競技大会の開幕を控え、早川は大きな痛みを経験した。一人で韓国に残っていた父が開幕1カ月前に持病で亡くなったのだ。しかし早川は強い気持ちで競技に臨み、貴重な団体戦の銅メダルを獲得した。早川は「父が亡くなった後、精神的にきつかった。団体戦は雰囲気が重要なので、明るく振る舞うように心掛けた」と振り返った。