就職難で…「高卒」に学歴洗浄する大卒=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.10.22 09:35
今年2月に地方大の人文系を卒業したAさん(27)は先月、セキュリティー関連の大企業に就職した。しかしAさんは志願書の学歴欄に「高卒」と書いた。Aさんは「同じ会社に大卒で志願していたが、書類選考で落ちた」とし「該当業務をするうえで高卒でも大卒でも差がなく、高卒を好みそうだった」と話した。Aさんは「高卒で入社しても年俸がよいので満足している」と語った。
地方大の経営学科を卒業したキムさん(28)は今年前半期、高卒に限り選抜する自動車製造会社の生産職に学歴を偽って志願した。書類選考を通過した後に不合格となったキムさんは「高卒としてこの会社の生産職に願書を出した大学人文系学科出身者が周囲にかなりいる」と話した。
就職戦線が急激に変化している。就職難が深刻になり、大卒者が高卒者向けの職場を狙う現象まで生じている。中央日報が10大グループと公企業を含む20社の今年下半期の採用人員を調査したところ合計1万7621人と、前年下半期(2万50人)に比べ12%ほど減った。