【コラム】悪材料が重なる韓国株式市場...当分は希望が見えない(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.09.17 09:43
◆株価のさらなる下落は考えにくい
ただ、株価の下方硬直性は強いとみられる。プラス要因もいくつかあるからだ。まず9月9日現在0.83倍にすぎない株価純資産倍率(PBR、株価/1株あたりの純資産)が株価下落抑止要因に挙げられる。特に151社の場合、純現金資産がこれら企業の時価総額よりも多い。極端な株価低評価事例と見ることができる。昨年の配当額基準だが配当収益率が2.2%という点もプラスだ。今年は配当が昨年より減るとしても、配当収益率が銀行の貯蓄性預金金利1.7%(7月平均)程度にはなると予想される。