<インタビュー>世界テコンドー連盟総裁「テコンドー、UFCぐらい面白く変わる」(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.06.30 09:31
8月19日、ブラジルのリオにあるカリオカ・アリーナ。テコンドー男子68キロ級決勝戦を控えて世界ランキング1位のイ・デフン(24、韓国ガス公社)が登場すると、ジェイソン・ムラーズのヒット曲『I’m yours』の甘いメロディが場内に鳴り響く。「熱心に応援してくれるファンたちのために最善を尽くす」というメッセージを込めて選手が自身のテーマ曲として直接選んだものだ。
太極旗の太極と八卦模様を借用してデザインした道服のズボンを履いてマットに上がったイ・デフンは、反対側に立つ相手選手を穴があくほど凝視した。正八角形の競技場に隠れる所はない。ひたすら攻撃だけが生き残る道だ。イ・デフンが電光石火のごとくトルゲチャギ(胴を回転して足でける技術)で相手のヘッドギアのセンサーを正確に攻撃すると電光掲示板に4点を意味する数字「4」があらわれる。