20年前の日本と似た流れ…韓国、国家債務の管理が必要(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.09.14 07:58
高齢化による福祉支出増加も似ている。1990年代の日本の福祉支出増加率は53%にのぼった。韓国も同じだ。来年122兆9000億ウォンの保健・福祉・雇用分野の予算は2019年には140兆3000億ウォンに増える。「デフレ」懸念が強まっている点も似ている。日本の1990年代の消費者物価上昇率は年0.5-1.8%だった。韓国の物価上昇率は2014年12月から8月まで9カ月連続「0%台」だ。
専門家は日本の経験を反面教師として国家債務を本格的に管理するべき時期だと指摘している。イ・グンテLG経済研究院研究委員は「日本をはじめ、イタリア、ギリシャなどが景気浮揚を目的に金融を緩和し、財政崩壊を経験した」とし「構造的な原因による景気不振を財政支出で伏せようとする考えは捨てるべき」と述べた。