【時論】南北の感情争い、理性と知恵で解決を(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.08.07 14:31
朴槿恵政権も2年目の後半期に入った。南北関係の重大な岐路であるわけだ。すでに感情的争いで気力が尽きた状態だが、それでも李明博政権に比べればか細い希望のひもは残っている。昨年、核実験と戦争危機の高まりという最悪の対立局面でも金正恩(キム・ジョンウン)体制と朴槿恵政権は開城工業団地の実務者会談を7回も続けながらそれなりに回復の火種を生かした。今年も青瓦台と国防委の高位級接触を成功させて韓米訓練期間にも離散家族の対面を成功させた。梗塞局面でも南北が最低限の信頼形成の経験は交換したということだ。朴槿恵政権は信頼プロセスとドレスデン構想で依然として南北関係を進展させようとして、北朝鮮もやはり南北関係の改善の意志を放棄していない。
初めて会う相手は、感情が傷つきやすい。しっかり理解できない状態で、生半可な気力の戦いで簡単に感情が傷つく。しかし感情に依存して南北関係を導いていけば絶対に南北関係の正常化は不可能だ。外交安保の分野ほど感情を自制して冷静な現実認識を土台にしなければいけないというのは東西古今の真理だ。