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韓経:フッ化水素の国産化最も速い…LGD「今月中に100%達成」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.09.17 09:13
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日本政府が7月から半導体・ディスプレー核心素材の対韓輸出を規制する中で、韓国企業が素材の国産化にスピードを出している。日本政府が一部申請に対する輸出をちょろちょろと許可しているが、いつ再び水道の蛇口を締めるように規制を強化するかもしれないという危機感からだ。

16日の関連業界によると、日本が輸出を規制した高純度フッ化水素(エッチングガス)、フォトレジスト(感光液)、フッ化ポリイミド(ディスプレー用素材)のうち最も速い速度で国産化が進んでいる品目はフッ化水素だ。ソルブレーンは今月中に忠清南道公州(チュンチョンナムド・コンジュ)に追加で建設したフッ化水素精製工場の稼動に入る。既存の第1工場だけでは業界の需要を満たせず第2工場を追加で作った。

 
ソルブレーンはこれまで高純度フッ化水素を二元化して生産してきた。全生産量の約70%は日本のステラから高純度フッ化水素を輸入した後に添加剤などを混ぜ、半導体・ディスプレー業界が望む条件に合うよう「オーダーメード型製品」を提供した。残りの約30%は中国から原材料の無水フッ化水素酸を持ってきて純度を高める精製作業を経て納品した。同社高位関係者は「第2工場の歩留まりを第1工場水準に引き上げれば韓国の半導体・ディスプレー業界が望むレベルの高純度フッ化水素を供給できる」と説明した。

ディスプレー業界ではすでに国産化が急速に進行中だ。LGディスプレーは今月中にこれまで使っていた日本製フッ化水素を100%国産化する計画だ。ディスプレー製造工程に使われるフッ化水素は半導体用よりは純度が高くないという。

半導体業界の話題は「国産化」ではなく「輸入先多角化」に合わされている。サムスン電子は今月初めからソルブレーンとENFテクノロジーが台湾製フッ化水素を輸入し加工した製品を一部量産ラインに試験投入しているという。

SKはグループ次元で素材国産化に乗り出した。半導体用高純度フッ化水素を開発すると明らかにしたSKマテリアルズは先月「IT素材ソリューションプラットフォーム」という常設機関を発足させた。半導体ウエハーメーカーであるSKシルトロンは10日に米化学大手デュポンのシリコンカーバイド(SiC)ウエハー事業部門を買収した。半導体ウエハー市場の50%以上を日本の信越化学とサムコが占めている状況で次世代半導体用ウエハー技術を先取りするという戦略だ。同社関係者は「素材技術自立という韓国政府と社会的要求に応じるために果敢な投資を決めた」と説明した。ただフォトレジストとフッ化ポリイミドは日本企業との技術格差が大きく、短期間に国産化するのは難しいと業界はみている。

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