【時論】中国の友人に伝えたいTHAAD関連の現実=韓国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.04.04 14:03
いわゆる中国のTHAAD(高高度防衛ミサイル)報復は韓中関係の基盤を蚕食し始めた。現象を見ながら抱く最初の疑問は、中国が韓国の安保需要は縮小解釈し、米国の意図は拡大解釈しながら、怒りは弱い方の韓国にぶつけているのではという点だ。もう一つの疑問は中国がこのようにして得るものは何かだ。こうした疑問を念頭に置いて我々が見る現実と展望を率直に話したい。出口を探すのに役に立つことを願う気持ちでだ。
北朝鮮の核ミサイル脅威に対する防御は韓国の死活的な利害だ。核心の利益を越える生死存亡の問題だ。中国にとって台湾、チベット、ダライ・ラマは核心の利益であっても生死の問題ではないはずだ。その間、中国は韓国の生死がかかる北朝鮮の核ミサイル問題で期待に達していなかった。にもかかわらず我々は中国の核心の利益をほとんど配慮してきた。G20の中で韓国より中国の核心利益を配慮する国は少ない。経済協力開発機構(OECD)にもないだろう。