20日正午12時5分、故・金寿煥(キム・スファン)枢機卿の 棺を乗せた霊柩車がソウル明洞(ミョンドン)大聖堂を出発した。みなが金枢機卿に哀悼を捧げていた。60代の紳士は帽子を取り、頭を下げた。50代のタクシー運転手は車から降りてあいさつし、陸橋の上を歩いていた市民は胸元で十字を切った。大勢の人波に揉まれていた30代の母親は赤ちゃんを頭上に持ち上げた。
棺が閉められ、葬儀が終了した。金枢機卿が亡くなった月曜日(16日)から葬儀が終了した金曜日(20日)まで、40万人が枢機卿の追悼に訪れた。追悼に訪れた人々の宗教・性別・年齢はさまざまだった。