【コラム】セウォル号悲劇…鬱憤障害か、外傷後の成長か(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.04.25 16:36
うつ病や不安症は、薬物治療や精神心理治療を通じてかなり回復するが、鬱憤ははるかに長く持続し、薬でもうまく治療できない。精神治療などで着実に心を抱いて傷が癒えるようにして、自らの心がその過程で成熟するよう成長させる方法しかない。
鬱憤をそのままにしておけば、社会に向けた暴力として爆発したり、その怒りを自身に向けたりする不幸が広がったりもする。特に今回のセウォル号惨事のように、天災地変ではなく信じられない社会システムによって悲劇が増幅される場合、社会構成員は集団的に不信と怒りを感じる。不信が累積して鬱憤に発展しかねない。