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【コラム】セウォル号悲劇…鬱憤障害か、外傷後の成長か(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.04.25 16:36
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うつ病や不安症は、薬物治療や精神心理治療を通じてかなり回復するが、鬱憤ははるかに長く持続し、薬でもうまく治療できない。精神治療などで着実に心を抱いて傷が癒えるようにして、自らの心がその過程で成熟するよう成長させる方法しかない。

鬱憤をそのままにしておけば、社会に向けた暴力として爆発したり、その怒りを自身に向けたりする不幸が広がったりもする。特に今回のセウォル号惨事のように、天災地変ではなく信じられない社会システムによって悲劇が増幅される場合、社会構成員は集団的に不信と怒りを感じる。不信が累積して鬱憤に発展しかねない。

 
これを治癒するには信頼回復の過程を経なければならない。韓国社会が、以前のように時間が過ぎれば再び何もなかったかのようにさっさと移っていくことはできない。ややもすると不信と怒りがそのまま蓄積されて、これによって「社会的外傷後鬱憤障害」に陥ることにもなりかねない。

これを避けるには、問題解決過程で別の目的を狙う人や集団の声が高まることから防ぐことが重要だ。すなわち国民の信頼を受けられない人々が依然として事態を解決すると言いながら先頭に立つ場合、社会構成員の鬱憤はより一層蓄積される。治療の最初の段階は、善良な心と悲しみの共感で埋めつくした人々が力を集めて当面の心理的・社会的外傷を克服するのに最善を尽くすことだ。

何よりも自身を誇示するために出ていく人々の欲望から節制させることが優先だ。そして他人に対する配慮と職業倫理、使命感を持って大義名分に献身する善良で平凡な人々が事態の解決に先に立って、尊重されなければならない。それでこそ社会構成員の鬱憤を減らし自尊感を高めることができる。さらに健やかな倫理意識を再認識して社会的人格の成熟のための運動を組織するならば、セウォル号の悲劇は新しい社会に進む道しるべになることができる。大型災難が外傷後疾患へとそれていくのでなく、1つの社会の成熟へとつながった歴史的事例が少なくないためだ。今、大韓民国もその分かれ目に立っている。

ハン・チャンス高麗(コリョ)大学教授(精神健康医学科)


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