【コラム】危機を迎えた韓国の海外資源開発
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.03.31 10:28
韓国政府は2月の非常経済対策会議で「資源開発の成果と今後の推進計画」を報告し、今年のエネルギー・資源自主開発率を20%まで高めると述べた。幸い、エネルギー自主開発率はこの数年間、大きく向上している。石油公社とガス公社を中心にしたエネルギー公企業の活発な資源開発活動で、07年には4.2%にすぎなかった石油・ガス自主開発率が昨年は13.7%まで上がった。
しかしこうしたエネルギー公企業の海外資源開発活動にブレーキがかかる見通しだ。最近、イラクやモザンビークで油田・ガス田を確保するなど資源開発成果を上げているガス公社は、政府の公共料金凍結方針のため、08年以降は輸入原価以下で都市ガスを供給し、4兆ウォンを超える金額を回収できない状態だ。これを外部からの借り入れで調達し、負債比率は急激に高まった。07年末基準228%だった負債比率は2010年末には359%まで上がった。