朴大統領「北、恐怖政治で住民生活を地獄に追い込んでいる」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.10.14 16:30
朴槿恵(パク・クネ)大統領は13日、「北の住民が自分たちにも自由と人権に対する権利があるということが分かるように、外部の世界に関する正確な情報を今後も伝えていく」と述べた。朴大統領はこの日、青瓦台(チョンワデ、大統領府)で開かれた「民主平和統一海外諮問委員との統一対話」で、「北の政権を気にして北の住民を放置するのは、暴悪で好戦的な北の体制がさらに強まる結果をもたらすという点をはっきりと認識しなければいけない」とし、このように強調した。外交安保ラインの政府関係者は「朴大統領が北核阻止と金正恩(キム・ジョンウン)体制打撃のために対北人権攻勢も強化していくという考えを表した」と伝えた。
朴大統領は「我々の社会には北の政権の反発を懸念して北の住民の人権改善に背を向けたり、社会的・経済的な理由で脱北住民の受け入れを心配する人たちがいる」とし「しかしドイツの統一過程を研究した多くの学者によると、西ドイツが東ドイツに対して住民の人権改善を一貫して要求し、東ドイツの住民に情報を伝え、自由と人権の意識を高めたのが、統一の重要な基礎になった」と強調した。朴大統領は8月にも北朝鮮人権法の施行を控えて「金正恩は体制維持のために北の住民を酷使している」と述べ、人権問題を新しい対北朝鮮カードとして活用する構想を表した。