【コラム】朴槿恵の「幸福教育」が山に進まないようにするには(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.10.29 11:03
そうでなければ過去最悪の教育失政が懸念される。なぜそうなのか。まず教育部が「釈明部」になってしまった。すべき仕事は山積みなのにあふれる教科書関連報道を昼夜釈明するのに精根を使い果たす。そうでなくても進みが遅い教育改革6大課題、すなわち中学生自由学期制と公教育正常化、地方教育財政改革、社会需要オーダーメード型人材養成、仕事と学習の並行制拡散、先に就業・後で進学の活性化に力を注ぐ余力がないように見える。
こうした時にはリーダーが重要だが頼もしくもない。黄祐呂(ファン・ウヨ)教育部長官は時期の問題だけで辞任は既定事実化されており、教授出身である新任のイ・ヨン次官は業務把握があまりできていない状態だ。特に“公務員の花”である次官ポストを4回も連続して外部から任命したのは過度な公務員冷遇だ。教育部が憎いと言っても結局仕事は公務員がする。士気を大きく落としながらせき立てれば働きがいがあるだろうか。